KAMO(Konohana Arts Meeting for Osaka)9th Meeting 開催のお知らせ

KAMO(Konohana Arts Meeting for Osaka)の第9回目が此花区梅香のOTONARIにて開催されます。
今回のトークゲストは、美術ライターの小吹隆文さん。
入場無料、ドリンク、お料理、おつまみ全てキャッシュオン制です。

詳しくはこちら
http://thethree.net/kamo/1066
https://m.facebook.com/events/538775849532387?_ft_

以下転載です。

KAMO 9th Meeting 【11/16(土)20:00〜】

2013年11月16日(土)20時〜23時(19時半開場)
会場:OTONARI(大阪市此花区梅香1−15−18 梅香堂のお隣)
トークゲスト:小吹隆文さん(美術ライター)

ここ5年ほどの間に、アート情報を発信する媒体は大きく変化しました。ここ最近のインターネットやSNSの劇的な普及によって、関西でこれまで主流だったぴあやエルマガジンの二大情報誌が姿を消す中で、アート情報を専門に取り扱うHPが数多く台頭し、TwitterやFacebookもそこに拍車を掛けるように、他の分野と同様にインターネットが主たる情報発信源となりつつあります。更にはネットと連動したフリーペーパーも随所に見られるようになっています。

関西を中心としたアート情報を、最近はライターとしてのみならず様々な動きで発信されている小吹さんに、現在のお仕事からかつてのぴあ編集部時代のことなども交えながら、昨今の「アート系情報媒体」についてお話いただきます。

【梅香堂】下道基行「torii」 開催のお知らせ

梅香堂にて、11月16日から1月19日まで、下道基行「torii」展が開催されます。下道さんの代表作「torii(2006~2012年)」の関西初公開!

以下転載です。
http://www.baikado.org/next/

下道基行「torii」

2013年11月16(土)日〜2014年1月19(日)日 13:00〜19:00
火・水曜日・年末年始(12月24[火]日~1月8[水]日)休堂 
入堂無料
※オープニング・パーティ 11月16(土)日 17:00~ 無料
協力:nap gallery

下道基行の代表作、「torii(2006~2012年)」の関西初公開。
かつて日本であったアジア・太平洋各地に遺る鳥居。それらは、本来の宗教的、社会的シンボルとしての機能はもとより、歴史遺産としても忘却され、その地の日常に埋没しています。下道はそれらを発掘し記録するのではなく、同時代のありふれた一風景として静かに見つめなおしています。
みなさまのご来堂をお待ちしております。

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ステートメント

「東京郊外で見つけた建造物」「実家の壁に飾られていた絵画」「用水路に作られた橋のようなもの」など。
散歩の途中や旅の中で、つまずくように何かと出会う。
それをその風景の中の主人公にしてみると、
時間や空間を越える新しい旅がはじまることがある。
少しずつ断片を集めて繋いでいく行為は、
既にある地図に新しいルートを書き加えているというか、
自分だけの地図を描いている感覚かもしれない。

シリーズ「torii」は、「日本の国境の外側に残された鳥居」を探して撮影したもの。自分の知らない時代のこと、いつの間にか引かれながら揺れている国境のこと、外から自分の住む所を眺めること。人々や風景と出会い考えながら、2006年から続けてきた旅のひとつです。

下道基行
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下道基行(したみち もとゆき)
http://m-shitamichi.com/

1978年岡山県生まれ。2001年武蔵野美術大学造形学部油絵学科卒業。2003年東京綜合写真専門学校研究科中退。愛知県在住。
近年の個展:「Kart Invitation Program Vol. 4 下道基行展:日曜画家/Sunday Painter」(Gallery Kart/2013)、「成層圏 vol.3 風景の再起動―下道基行」(gallery αM/2011)、「Dusk | Dawn」(nap gallery/2011)、「クリテリオム79:下道基行」(水戸芸術館現代美術ギャラリー/2010)、「RIDER HOUSE」(Midori Art Center/2010)、「Air/空」(梅香堂/2009)。
近年のおもなグループ展:「2013 アジアン・アート・ビエンナーレ」(国立台湾美術館/2013)、「六本木クロッシング2013展:アウト・オブ・ダウト―来たるべき風景のために」(森美術館/2013)、「あいちトリエンナーレ2013」(東陽倉庫テナントビル/2013)、「超訳 びじゅつの学校」(十和田市現代美術館/2013)、「路上と観察をめぐる表現史─考現学以後」(広島市現代美術館/2013)、「MOTアニュアル2012:風が吹けば桶屋が儲かる」(東京都現代美術館/2012)、「第9回光州ビエンナーレ」(光州ビエンナーレ展示場/2012)、「開港都市にいがた:水と土の芸術祭2012」(万代島旧水揚場/2012)、「この素晴らしき世界:アジアの現代美術から見る世界の今」(広島市現代美術館/2012)、「再考現学 / Re-Modernologio─phase3:痕跡の風景」(国際芸術センター青森/2012)、「Emerging Artist Series 02: NOWHERE」(ベトナム日本文化交流センター/2011)、「絶滅危惧・風景」(大阪市立近代美術館[仮称]心斎橋展示室/2011)、「共鳴する美術2010:ストーリー・テリング」(倉敷市立美術館/2010)など。

【the three konohana】岡本 啓 展「Visible ≡ Invisible」開催のお知らせ

the three konohanaにて Gallerist’s Eye #1 岡本啓展「Visible ≡ Invisible」が11/8より開催されます。
「Gallerist’s Eye」は、作家が所属するギャラリーなどで従来発表している表現スタイルと異なる、新しい側面を浮かび上がらせることを目的とした企画とのこと。第一回目となる今展は、Yoshiaki Inoue Gallery協力のもと開催。どんな展示になるのか楽しみですね。ぜひ足をお運びください。

詳しくはこちら。
http://thethree.net/exhibitions/854
以下、転載です。


Gallerist’s Eye #1 岡本 啓 展「Visible ≡ Invisible」
2013年11月8日(金)~12月23日(月・祝)

開廊時間:木曜~日曜 12:00~19:00 (※12月23日は月曜日ですが開廊いたします)
休廊日:毎週月曜~水曜
会場:the three konohana

協力:Yoshiaki Inoue Gallery

オープニングパーティー:11月8日(金)17:00~21:00

ギャラリスト・トーク:11月30日(土)18:00~19:00
山田 浩之(Yoshiaki Inoue Gallery ディレクター)、山中 俊広(the three konohana 代表)

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the three konohanaの開廊1年目の最後の展覧会は、独特の手法による写真作品を主に制作する岡本 啓(Akira Okamoto, b.1981)の個展を開催いたします。当展は、弊廊の3本柱の企画のひとつである「Gallerist’s Eye」シリーズのこけら落としとして、Yoshiaki Inoue Gallery(大阪)の協力にて開催いたします。

岡本の作品は写真を主なメディアとしていますが、フィルムを媒介した一般的な写真表現とは異なり、暗室内での作業が制作において重要な位置を占めます。現像液や光を用いて印画紙の上に色やかたちを直接描く、フォトグラムという手法を彼は用いますが、一般的なモノクロではなくカラーで描くことで、彼独特の表現を深めてきました。

彼が写真の技術を駆使して絵画的な表現をおこなうことの意味は、写真と絵画という平面表現を代表する二つのメディアによる「イメージ」の問題提起であるように思います。彼の抽象的なかたちを印画紙に表出させる行為は、現実を転写するものではなく、写真と絵画双方の領域における画面の構成要素となる色彩の存在を強調させるものです。さらにこの現像液や光を用いての恣意的かつ感覚的な制作過程には、それぞれの素材による化学反応としての偶然性をも内包しており、全てが計算された構図で成立しない事実を提示して、現実と虚構の共存もほのめかしています。

そして、作品内に含まれる色やかたちの使い方にも、彼独特のアプローチがあります。そもそも写真とは、私たちの現実の視覚を切りとったものとされる一方で、現実のまま忠実に再現できるものでもありません。彼の作品には、具体的な何かに見えるかたちが頻繁に現れます。しかし、それらは意図的に色彩を組み合わせたものに過ぎなかったり、偶然的に現れたものであるなど、画面上に現れるかたちそのものに大きな意味はありません。つまり、他者の思考や記憶によって作られた虚構のイメージです。一方で近年は、実際に何かを撮影したフィルムを従来の作品に重ねて現像した作品も登場しています。従来の彼の写真の素材を使って「描く」行為は、一般的な絵画と同様に、彼の何らかの経験が契機となって画面上で構成されていくものです。素材・ジャンルとしての写真を再定義させつつ、現実空間に見えるものと見えないものを再構成させるメディアとしての絵画の存在をも強調していく現在の彼の関心は、両者の美術表現としての関連性の分析へと向いているように思います。

当展の枠組みである「Gallerist’s Eye」は、作家が所属するギャラリーなどで従来発表している表現スタイルと異なる、新しい側面を浮かび上がらせることを目的とした企画です。当展で岡本が新たに挑戦するものは、鮮やかな色彩を排除したモノクロームの世界とギャラリー空間を使った本格的なインスタレーションとなります。つまり、彼が主たる作品としてきた写真としての作品は今回展示されません。彼の表現において代表的な特徴である鮮やかな色彩、その背後にあるイメージを探る内容となります。

彼の写真作品の着想の源泉としてのオブジェやドローイングなど、多種多様な作品群をホワイトキューブと和室の展示空間に対照的に構成して、彼の概念的な世界観を展開いたします。従来の色彩豊かな表現は影を潜め、あくまでもかたちや物質感といった具体的な物象が提示されていきます。それによって強い印象を与える要素よりも、一つ一つの静的なイメージが論理的にその関連性を組み立てていく展示となることでしょう。

人間は、表層にはっきりと存在するものを把握することによって、そこにある物象を認知します。岡本の作品では、それが色彩と写真になりますが、それはあくまでも枠組みを把握したことにしか過ぎません。彼がこれまで作品の深奥にひっそりと隠してきた、現実空間で把握できないイメージへ向かう過程に当展の主題を絞ることによって、漠然と見えるものとしての表皮ではなく、概念としての表皮とその本質へと思考をシフトさせる重要性に気づいていただければと思います。この機会にぜひご高覧賜りますよう、よろしくお願い申し上げます。